創業は文化9年で現在5代目が漆と向き合っています。漆器の多くは木地が見えない塗りですが、春慶塗は木地の杢目を見せる塗りです。そのため木地や漆の品質にこだわって仕事をしています。漆器と言うと手入れが面倒と思われる方が多いのですが、使用後は中性洗剤で洗って水分を吹くだけで一般の食器と変わりません。ただ電子レンジに入れたり食洗器に入れたりする使い方は止めて下さい。木地内部が過熱され、膨張・変形・割れの原因になります。漆には抗菌作用があって食べ物が悪くなりにくい効果があります。また天然の漆ですので人体に影響のある環境ホルモンは出ません。漆器をしまい込んでいればたまには使われることで、いつもの料理やインテリアの雰囲気が変わり、趣の変わった日々が感じられると思います。生活に潤いをもたらす春慶塗を体験してみませんか。漆器の修理も気軽にご相談下さい。